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真鍮板から作る自作リングのやり方 WEB彫金カリキュラム Step.2

前回は丸線を使ってリングを作りましたが、今回は糸鋸を使って、金属の板から切り出して作ります。

在宅・独学で出来るWEB彫金カリキュラムStep.2です。

指輪を板材から作る方法としては最も基礎的なもので、とっても簡単です。


指輪作りが初めての方は、下の記事をご覧ください。

真鍮板から作る幅広リング 完成イメージ

必要な道具と材料

指輪を作る彫金道具一式

必要な道具

前回のStep.1の真鍮線リングと材料は変わりませんが、計測器具のノギスがあると便利です。

ノギスは、ルース(宝石)のサイズを測って、その寸法通りに石座を作ったりする際には必須ですので、最初から持っておいてもいいかもしれません。

深さ、太さ、厚さ、内径を0.05㎜単位で計測できるので、日常生活でも結構役に立ちます。

基本の道具はこちらで紹介しています。

使用する材料

材料は1.7㎜の板材を使っています。

参考:自宅で金と天然ダイヤの指輪を作る手順(K18のロウ付け・ダイヤを割らずに留める方法)

真鍮板を切り出してつくる幅広リングの作り方 製作手順

板に印をつける

作りたいお好みの幅に線を引きます。(今回は5㎜幅と3㎜幅にしました。)

カニコンパスや、ディバイダ、コンパスを両針にしたものなどを使います。ケガキ針のほかにも目打ちやたこ焼きの金属串などを使って定規などを使って引いてもOKです。

要するにまっすぐの線が引ければ問題ありません。

糸鋸で切る

糸鋸に#0の刃をセットして、板を切っていきます。(今回は刃の向きは杉の木の向き:刃が下向きにセットしています。)弓をしならせて刃をセットしますが、指で鋸刃を弦のように弾いてみて、キンっと高い音がしたら完了です。

これが緩いとまっすぐに切れなかったり、すぐに折れてしまいます。

ケガいた線の外側(作品に使う側ではない方)を切っていきます。ケガキ線は斬らないように気を付けましょう。

刃の上から下までめいいっぱい長いストロークで糸鋸を動かしますが、力はあまり入れないようにします。

糸鋸の詳しい使い方、選び方はこちらを参考にしてください。

作りたいサイズの長さにする

こちらは、Step.1の材料の求め方と同じです。下記の式で求めましょう。

(作りたいサイズのリング内径+板厚)×円周率=必要な材料の長さ

丸線より半端な寸法が多いので注意です。

サイズごとの内径はこちらを参照してください。

参考:【自作リング】必要材料の計算方法・ワックスの比重計算方法

側面をきれいに整える

あとでサンドペーパーで綺麗にするのですが、あんまりガタガタだと面倒なので、糸鋸で切った面をある程度きれいにしておきます。

平らなヤスリでスライドさせるように削っていきます。ゴボウの乱れ切りの逆(引いて切るのではなく押して切るような感じ)のようなイメージです。

ヤスリの上から下まで使って斜めに動かすことで、ガタガタにならずにヤスリがけが出来ます。(いろいろ言いましたがやってみれば自然とこの動作になると思います。)

焼き鈍しをする

このままでは丸くするには硬すぎますので、焼き鈍しをします。赤くなるまで熱して、水につけます。

溶かさないように気を付けてください。眩しくなるくらい赤熱状態にする必要はありません。(そこまで行くと、もれなく溶けます。)

#ナゲットリングの記事では真鍮をわざと溶かして模様にしますので、どこまで加熱したら溶けるのか確認してみて下さい。

ロウ付けの際にも「どこまでやるとヤバいか」というのが分かっていると、火の当て方がだんだん掴めてきます。

丸めてぴったりにする

丸めると言ってもStep.1とおなじで、合わせ目の勘合を優先して合わせていきます。あとで芯金棒を使ってしっかり丸めますので、あまり円にすることを意識しなくてOKです。ただし、今回は丸線の時のよう多少のずれがあってもロウ付けができるかというと微妙です。

下図のように、帯状の材料を使う場合はズレやすいので、×のようになってしまっている場合はヤットコやペンチなどで〇になるように直してください。

横から見たときの合わせも気を付けます。

合わせ面はぴったりやります。

糸鋸で切れ目に一回刃を通して、合わせ目をさらにぴったりにします。

銀ロウでロウ付けをする

ロウは何でもいいですが、融点の高い3分ロウを使ってみるのがおすすめです。ロウは表面側と内側に二個置きました。ロウ材の大きさは1×3㎜くらいにそれぞれ切ります。

その後酸洗いをします。

形を整えてはみ出たロウを取る

先ず、内側・側面にはみ出たロウを削り取ります。リング内側は甲丸のヤスリで削りましょう。

この工程を省くと、芯金棒で叩いたときにはみ出たロウ材が母材にめり込み、仕上げてもきれいに光らなくなってしまいます。

材質に寄りますが、金属は合金ほど硬くなるそうですので、特に高純度のシルバーなどを使っている作品の場合はロウ材での傷に気を付けた方がいいと思います。

その後に平らな木片(樫材など・玩具の積み木が丁度いいです。)で歪みを取ります。

芯金棒で丸める

芯金棒は、先に向かって細くなっているので幅の広い指輪を芯金棒に差し込むと、細い側は浮いてしまいます。

太い側の接点を木槌やプラスチックハンマーで叩きます。反対側も同じように叩きます。磨きなどで減る分を考慮して、作りたい号数のマイナス#0.2くらいにしておくと、仕上がりでぴったりになります。

側面を平らにする

サンドペーパー(金工用)で側面を摺ります。#600・#1000があればよいでしょう。100均では荒・中・細の3枚セットになって売っていましたのでこれが便利です。

一方向に摺っていると斜めに削れてしまいますので、必ず8の字を描くようにスリスリしてください。やりづらいかもしれませんが、平行に削れていきます。

指なじみを良くする

リングの指が触れる部分(内側)の角を落として、付け心地を良くします。

中でも内甲(断面がカマボコみたいな形)はとても付け心地が良いですが、削る手間が大きいです。

デザインによって変わるものですのでどれが正しいとかは特にありません。

仕上げる

サムネイルの画像は、表は何もせず、内側だけ鏡面にしました。

鎚目をつけたり、ヤスリで模様をつけてもいいのですが、鏡面にする場合はサンドペーパーと研磨剤を使います。

内側はサンドペーパーを軸に巻いたもの(120円ほどで市販されていますが、自作でもOKです。これはヘビロテしますので、まとめて自作した方がこうコスパだと思います。)で粗傷を取って、フェルト+研磨剤(荒)などで磨きます。

ペーパー掛けを内側・側面に施したもの

#600の次は、いきなり#4000程度の研磨剤+リューターで磨けばヤスリ目を消すことが出来ます。その工程や詳しい道具の作り方・選び方はこちらを参照ください。

まとめ

テクスチャを表面に施した例。このリングの作り方はこちら

前回は線材から、今回は板材からリングを作ってきました。今回の流れの応用で、Step.2タグのものは作られていますので、何か面白そうなものがありましたらチャレンジしていただけたら幸いです。

長々とお付き合いありがとうございました。それではまた今度!

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これさえがあれば大体が作れる道具を厳選しました。最小限だと言っても、かなり色々なものが作れます。

Step.2タグのレシピ

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