真鍮線のシンプルなリングに、端材をくっつけてみましょう。
小さくて使えない切れ端や余った材料の有効活用法です。
また、ロウ付けの練習にもなります。
プレートをロウ付けした真鍮とシルバーのリング 完成イメージ
必要な道具と材料
指輪を作るための基本的な道具があれば製作可能です。
ロウは1種類(3分ロウ)あれば大丈夫ですが、二箇所ロウ付けをしますので、ロウ付けに自信のない方は5分や7分を用意しておいてもいいかと思います。
使用する材料
細い真鍮線(1.5mm)とシルバーの切れ端です。
シルバーの余って使い道のない材料や、何か可愛い金属のパーツなどをくっつけて指輪にするには、今回のやり方は丁度いいかと思います。
可愛いのだけど使い道がない真鍮パーツやシルバーパーツがあったら、是非リングにしてみていただけたら幸いです。
参考:自宅で金と天然ダイヤの指輪を作る手順(K18のロウ付け・ダイヤを割らずに留める方法)
材料をカット
以前にリングを作った時の端材があったので、三角や四角に整えました。
小さくて持ちづらいですが、ヤットコや先を加工したピンセットなどで持ちながらやると良いです。
こんな感じで出来ました。リングは今までと同じ作り方です。
詳しい工程はこちらを参照ください。
リングとモチーフをロウ付け
モチーフは平面でリングは丸くなっていますので、ロウ付けの“のりしろ”を作っておきます。
リングのロウ付けした部分をプレートとリングの接点に持ってくる事で、余計なロウ目が目立たないようになります。
ただし、ロウ付けの位置がプレートと一緒なので、難易度はちょっぴり上がります。
自信がない場合は、リングのロウ目と反対側の位置にプレートをつけると簡単です。
板にフラックスを塗って、バーナーで炙ります。
フラックスがガラス質になって透明になったら、ロウを置きます。
バーナーで加熱してロウがバターの様に流れてきたら、リングののりしろ部分にフラックスを塗って、ピンセットで付けたい位置にセットします。
ピンセットは動かさず・力を入れすぎずに持ちます。
反対の手でバーナーを持って、ロウを溶かしてくっつけます。
このピンセットで持ってじっとしておく作業が出来ると、後々作業の幅が広がりますので、チャレンジしていただけたら嬉しいです。
曲がってロウ付けされない様に気をつけました。
後はディクセルや希硫酸などで酸洗いをして、仕上げて完成です。
まとめ
端材の活用方法としては良さそうですね。端材だけでなく、真鍮のパーツやボタン、猫などの動物の形に切った板などをつけても楽しそうです。
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