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【レジン×真鍮】レジン枠を真鍮で自作して鉱物標本ブローチを作る方法

今回はアンティークっぽい雰囲気のレジン枠を真鍮で作ってみます。

鉱物標本とか19世紀ごろの銅版画の鉱物図鑑って眺めるだけで楽しいですよね。

アクセサリーにするには微妙な石や、飾るには小さい鉱物などを上手く活用できないか考えてみました。

作業自体はそこまで難しくないのいで、ぜひチャレンジしていただけたら嬉しいです!

鉱物標本ブローチの完成ディティール

裏からピンブローチをカシメています。真鍮の質感が良い感じです。

必要な道具と材料

彫金の道具のイラストです。

必要な道具

糸鋸フレーム、鋸刃#0
甲丸ヤスリ(荒目)
ロウ付けセット
丸ペンチやヤットコ
リューター
タガネ(カシメる場合)
金槌×2(カシメる場合)
UVライト(100円ショップで購入)

丸ペンチは100円ショップで販売されているものでOKです。

ピンブローチをカシメる場合は、金槌とタガネが必要になります。

金槌は2本使います。100円ショップのものでも大丈夫です。

必要な材料

真鍮板材 1.0mm厚
真鍮丸線φ2.0mm(カシメ作業をする場合のみ)
UVレジン(100円ショップで購入)
台紙(画用紙など)
鉱物・植物・貝殻など
ブローチピン

カシメる場合は2.0φの真鍮丸線(丸棒)も必要です。この丸棒でリングなどを作ることもできますので買っておくと良いです。

今回の標本のパールは東京都台東区浅草橋のQUEENS PART3店さんでの購入です。

ブローチピンも近隣の貴和製作所本店で購入しました。

浅草橋はハンドメイド素材のお店が密集していますので、是非遊びに来てみてくださいね!

浅草橋: 原石・真鍮・シルバー素材が多い→アクセサリー向け(小売店さんが多い)
御徒町: 宝石・金・プラチナ素材→ジュエリー向け (問屋さんやメーカーさんが多い)

と言った感じで地域が分かれています。

(御徒町は業者さん向けのお店が多いので、平日しか営業してないお店や、一般の方への小売りはしていないところもあるのでご注意ください。)

レジン枠を真鍮で自作して鉱物標本ブローチを作る手順

糸鋸で帯状にカット

ノギスなどで幅4mmにカットします。長さは100mm程度です。

この幅は標本にしたいものの厚みに合わせて数値を調整してみてください。

切り口をヤスリで整える

糸鋸でカットした面がガタガタなのでヤスリで整えます。

これでこの工程は完了です。

焼き鈍しをする

焼き鈍し

材料を柔らかくするために『焼き鈍し』をしておきます。赤くなるまでバーナーで熱したら、ピンセットで掴んで水につけて冷やします。

曲げて楕円を作る

真鍮を曲げる

柔らかくなった素材を曲げて任意の形にしていきますが、この時点では完全に綺麗な形にするのではなく、両端をピッタリ合わせることに注力します。(ロウ付け後にキレイな形に整えます。)

両端をピッタリに合わせる
こんな感じにピッタリにします。

糸鋸でさらに合わせ目をピッタリにする

糸鋸の刃で切れ目をピッタリにする

糸鋸の刃のギザギザを上向きにセットして、両端の合わせ目を一回なぞるように切ります。

ガタガタが糸鋸の刃で切られてキレイになりました。

真鍮ロウでロウ付け

ロウ付け

ロウ付けをします。今回は真鍮ロウを使ってみました。

銀ロウと違って色が黄色いので、蝋を流した場所がわからなくなります。

ロウ付け後は酸洗いをしておきます。

真鍮ロウ

楕円の形を整える

楕円を整える

丸ペンチやヤットコなどを使いつつ、任意の形に整えます。楕円・丸などはもちろんですが、いびつな形や花形とかでも面白いかもしれません。

両面をキレイにヤスリがけ

枠のヤスリがけ

金属用の耐水ペーパー(#180)で枠の両面を平らに削ります。100円ショップで粗いものから細かいものまでセットになって売っているのがありますので、そちらが便利です。

側面もキレイにヤスリがけ

側面をヤスリがけ

側面も平らにヤスリがけしておきましょう。内側も綺麗にしておきます。

特に内側は、底板をロウ付けしてしまうと綺麗に磨きにくくなるので、この時点で目立つ凸凹はまっさらにしておいた方が良いです。

内側のペーパーがけ

リューターとペーパーロールサンダー(#600を使っています)で内側の傷を全部消しておきます。

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底面の作成

底面を切り出す

真鍮板に先ほどの枠で線を引いて、糸鋸で切り出します。

切り出した真鍮板

底面のペーパーがけ

両面ペーパーで綺麗にする

耐水ペーパー#600で両面を綺麗にしておきます。

底面と枠のロウ付け

底面と枠のロウ付け

枠をそっとセットして、フラックスを一周塗ります。そのままロウ付けをしていきます。

ここでも真鍮ろうを使いますが、ロウの量は多め(1mm×5mmに切ったものを3個くらい)に使います。

ロウは後で綺麗に削り取れるように、枠の外側に置いてロウ付けするようにしましょう。

枠のロウ付け

溶けたロウが一周キラキラしながら回ればOKです。火を止めて水で冷やして、酸洗いをしておきましょう。

ハニカムブロックに張り付いて取れなくなった場合は、再度火で温めていると取れます。

全体のヤスリがけ

全体のヤスリがけ

はみ出た部分をヤスリで削り取ります。角を丸めたりするのもこの段階でやっておきます。

角を丸めたところ

ちょっと柔らかい印象にしたかったので、全体的に丸っこく削っておきました。手に持った感じもしっくりきます。

裏面の様子

全体をペーパーがけ

全体をリューターや耐水ペーパー(#800)でキレイにしておきます。

カシメピンを立てる

ブローチピン

ブローチピンをカシメるための丸線を立てます。この丸線をブローチピンの穴に通して潰すことでピンを固定する仕組みです。

カシメをしない場合は、強度は下がりますがエポキシ接着剤でくっつける方法もあります。

具体的な手順やエポキシ接着剤のおすすめは下の記事で紹介しています。

参考:【金属・石・ガラス用】エポキシ接着剤のおすすめとやり方

ブローチピンの穴位置に油性ペンなどで印を入れておきます。

φ2.0mm丸線を3mmくらいの長さに切ります。

ピンのロウ付け

丸線をロウ付けします。終わったら酸洗いしておきましょう。

ブローチピンのカシメ

カシメ

再度ペーパーなどで表面を綺麗にして、ロウ付けした丸線を削ります。ピンの長さはブローチピン本体の厚みの倍くらいにしておきましょう。

ピンを削る
このくらいの長さにします。
金槌を下に差し込む

机の上に置いた金槌を下に差し込みます。これを当て金にして叩いていきます。

かしめる

タガネをもう一つの金槌で叩いて、立てた丸線の頭を潰して広げていきます。

丸線の先が潰れてブローチピンの穴から抜けなくなります。動かなくなったら完了です。

台紙の作成

台紙を作る

画用紙などに真鍮の枠を押し付けて跡をつけます。これに沿ってハサミで台紙を切り出します。

ハンコを押すときに使うゴム下敷きや革などの上で押し付けると台紙に跡がつきやすいです。

台紙を切り出す

ピッタリ入るようになりました。

標本のレイアウトを決める

標本のレイアウトを決める

色々な素材を組み合わせながらレイアウトを決めていきます。

パールと裏が欠けているガーネット、ラピスラズリの破片にしました。

台紙に柄を書き込む

台紙にお好みの説明を書いて、接着剤で枠に貼り付けます。イラストレーターなどでデータを作って印刷したものを貼り付けるともっとクオリティが高くなるかもしれませんね。

標本じゃなくて、切手や絵画などを入れても楽しそうです。

標本の接着

標本の接着

瞬間接着剤で標本を固定します。

接着剤で固定する

こんな感じになりました。なんかレジンで浸さない方がいい感じかも?と思ったのですが、接着剤では強度的に厳しいのでレジンで浸していきます。

今度は下の記事の作り方を応用して、爪留めで作ってみようかなと思います。

レジンで浸す

レジンで浸す

100円ショップで購入したUVレジンで浸します。ヒタヒタにするとガーネットがあまり綺麗に見えなかったので、半分くらいの深さまでにしておきました。

100円ショップで売っていたUVライトでレジンを硬化させて完成です。

レジン×真鍮製の鉱物標本ブローチ 完成

…ということで完成です。途中で微妙だなと思って半分レジンを流してしまったので、台紙の文字が伸びてしまいました。

ただ、なんとなく狙っていたアンティークな雰囲気(19世紀のイギリスっぽい感じ?)を出せたかなぁと思います。

これ、たくさん作って木箱とかに詰めたら楽しそうですね。

植物とか貝とか、旅の思い出とか、機械のパーツとか、『小さくて無くしちゃいそうだけど取っておきたいもの』を封じ込めておけるのがいいなと思いました。

2023年は遅いですが今は金木犀の季節…次は金木犀の花びらとレジンで指輪を作ってみようと思います。(金木犀が散ったら作ります。お楽しみに。)

ひと手間かかりますが、作る価値はありましたので、ぜひチャレンジしていただけたら嬉しいです。

最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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