
厚めの板を頑張って曲げて、ロウ付けをしないリングを作ります。
今回の作業で習得できるポイントは厚い板の曲げ方です。
真鍮の厚板は彫金で使う金属の中でも加工しづらい部類に入りますので、これができれば
指輪作りが初めての方は、こちらの真鍮線のリングがおすすめです。簡単に作れて、指輪づくりの基本的な流れが理解できます。
https://tuucul.com/n/nb7173743ff2c

使用する道具
リングを作る基本的な道具があれば作ることが出来ます。
刻印を入れたいのなら、文字の刻印とハンマー(木工用のげんのうでもOK)を用意します。刻印は焼き入れされた鋼鉄製のものであればレザークラフト用のものでも代用できます。
https://tuucul.com/accessory/handmade-accessory-tool/
使用する材料
2mm真鍮板を使いました。厚い方が存在感があっておすすめです。
幅広のフリーサイズリング 作り方手順

材料のカット
少々切るのに苦労しますが、糸鋸(サイズ#0の刃を使用)で真鍮板を切断していきます。あらかじめ印の線を入れておくと正確にカットすることができます。
ケガキ針は鉄針で金属に線を引くための道具ですが、100均の千枚通しなどで代用もできます。
材料の長さは下記の式に切れ目の分をマイナス10mmくらいしておけば良いと思います。
終わったら焼きなましをして柔らかくしておきます。
https://tuucul.com/know-how/glossary/annealing/

角をヤスリで落とす
フリーサイズのリングにした場合、両端の角が尖っていると痛いので、ヤスリで丸くしておきました。
糸鋸の跡が目立つ場合はヤスリで整えておきます。

板を丸める
ヤットコやペンチなどを使って丸めていきます。

折り返すときは図のように木槌などで叩くとやりやすいと思います。

ペンチなどでグッと絞るのも効果的です。(掴んだ傷がついてしまいますので、後でヤスリで消す手間が発生します。)

端を丸くするときは芯金棒に突っ込んだ状態で木槌で叩きます。作りたいサイズのマイナス#0.2くらいを狙ってください。
仕上げで少し内径が削れて広がってしまいますので、この分を考慮しておきます。

丸くなりました。

ヤスリで成形する
ヤスリで内側の角を落として着け心地を良くします。
目の細かい丸いヤスリ(画像は甲丸ヤスリ)が良いと思います。

板を丸めると画像のように端が上がって、内側が凹んでいるように見えてしまいます。
通常のリングを作る際はこれを真っ直ぐヤスリで一周削って整えるのですが、その分板厚が薄くなってしまいます。
まっ平に見えるリングを作りたい場合はあらかじめ板厚を厚くしておく必要があります。

お好みのアレンジを加える
細い丸ヤスリなどを使って、縁を波状にしたり、ギザギザにしたり…などのアレンジはここの工程で行います。

細い丸ヤスリなどを使って、縁を波状にしたり、ギザギザにしたり…などのアレンジはここの工程で行うのが良いかと思います。

触ってみて着け心地が良さそうなところまで整えます。

耐水ペーパーで整える
金属用サンドペーパーなどで、表面をきれいにします。
800番くらいまでやりました。手動で磨いても良いですが、リューターを使うと一瞬で終わります。
リューターは1万円のものでも趣味程度であれば十分使えます。できることも増えますのでぜひ検討してみてください。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B093Q1KBZV/ref=ox_sc_saved_title_5?smid=A3TP3CS36FCH6Y&psc=1

手動でピカピカにする場合はサンドペーパーで1500番くらいまでかけないと研磨剤をつけても綺麗になりません。リューターがある場合は#800くらいで大丈夫です。

手動の場合は乾布摩擦よろしくウェス(ぼろ切れの事)やタオルなどに研磨剤をつけてゴシゴシしていると綺麗になります。
テレビでも見ながらやっていると、気づいたらピカピカになっているという便利な戦法です。

内側は丸い棒に巻いた耐水ペーパーで綺麗にします。鉛筆などが良いかもしれません。
仕上げは同じく乾布摩擦戦法でやります。
リューターの場合は、ペーパーロールサンダーという軸に耐水ペーパーを取り付けたものを使います。(道具屋でも1コ150円くらいで売っていますが、自分で作れば1コあたり数十円です)

リューターはフェルトなどの多種多様な研磨用先端工具が販売されています。仕上げ用の豆バフ類なども揃えておきましょう。

洗浄して乾燥させる
研磨剤の油分を落とします。
40℃以上のお湯と洗剤で洗ってください。冷水だと研磨剤の油分が柔らかくならず、全く落ちません…。
超音波洗浄機があれば一瞬です。ただし数千円のものははっきり言って使い物にならないので、彫金用の洗浄機がお勧めです。
小型のものでも2万円くらいしますが、洗浄時に手を触れずにバフ粉(研磨剤のカス)を一掃するには必要不可欠です。
特に貴金属の仕上げ後は素手で触っただけでも擦り傷が付いてしまいます。また、入り組んだ箇所は歯ブラシなどでは取りきれませんので、特に商品としてフリマサイト等で売ることを考えている場合は、購入されることをお勧めします。
幅広のフリーサイズのリング まとめ

今回はロウ付け無しのリングを作りました。
ずっと触っていたい滑らかさで、シルバーで作っても良さそうです。
最後までご覧下さりありがとうございました。
コメントを残す