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  • 【フリーサイズ】シルバーと真鍮の矢形リングの作り方

    【フリーサイズ】シルバーと真鍮の矢形リングの作り方

    弓矢の矢は、ジュエリーやアクセサリーのモチーフとして人気です。

    アクセサリーの表現方法として、“コンビネーション”という技法があります。(技法というほど仰々しくはないのですが…)

    これは異種の金属を組み合わせて色分けをして、ディティールに深みを出す方法です。

    ジュエリーだとプラチナとK18YGの組み合わせをよく見かけますね。

    今回は弓矢の矢尻と羽をSV950、本体を真鍮で作ります。

    シルバーと真鍮の矢形リング 完成イメージ

    必要な道具と材料

    材料

    SV950:0.8mm厚の端材(羽用)、1.0mm厚の端材(矢尻用)

    真鍮:1.0mmφ線材

    SV950(シルバー)の板厚は羽側が薄い方がバランスが良さそうです。色々な厚さの板を揃えるのは大変なので、1.0mm板材を焼き鈍し後に、軽く金槌で叩いて薄く伸ばすと良いと思います。

    道具

    基本の道具があれば作れますが、精密ヤスリがあった方が良いでしょう。(刀刃、鎬など)

    道具の購入先やお買い物リストはこちらで紹介しています。

    シルバーと真鍮の矢印リング 制作手順

    シルバーの端材を矢尻や羽の形に切る

    まず、シルバー材を矢印型、羽型に切り抜きます。

    羽は左右切り離した別体式にしました。羽の切れ込みはロウ付け後に行います。

    細かな作業なので手で持つのが難しいですが、爪で挟んで加工しました。

    ある程度ニッパーなどで形を作ってから、精密ヤスリなどで整えると早いです。

    真鍮線の加工

    真鍮線は、作りたいサイズに必要な長さ−羽と矢尻までの隙間の距離(5mm〜7mmくらいが良いと思います)でカットします。

    真鍮線の一部を平らに削ります。

    矢尻パーツをロウ付けする際の“のり代”として機能します。(真鍮線が矢尻に埋め込まれて見えるので、収まりが良くなる効果もあります。)

    平面に削れたら、先を尖らせます。

    この際に、シルバーの矢尻パーツとの噛み合わせを都度チェックしながら微調整します。

    ロウ付け・酸洗い

    ロウ付けは噛み合わせが肝である矢尻側から行った方が無難です。

    銀ロウは一種類(3分)だけで足りますが、自信がない方は5分や7分の溶けやすいものが良いと思います。

    ロウの量が多すぎるとディテールが潰れますので、1mm角無いくらいの大きさで十分だと思います。

    羽側は真鍮線に沿えてロウを流します。

    矢尻側がロウ付け出来ました。

    ロウが真鍮線に乗ってしまった場合は、耐水ペーパーなどで取り除きます。

    芯金棒で丸めて、糸鋸で模様を入れる

    芯金棒で任意のサイズに丸めます。

    この際、あまり強い力で叩きすぎると矢尻や羽周辺が変形してしまうことがあります。優しく叩くようにしてみてください。

    最後に羽の切れ込みを糸鋸で入れます。

    #0の刃で2本の切れ込みを入れました。切れ込みを入れる前に極細の油性ペンなどで、ベストな位置に印をつけておくと失敗がないです。

    【フリーサイズ】シルバーと真鍮の矢形リング 完成

    これで完成です!

    あまりピカピカにせず、アンティークな感じ(?)の仕上がりになりました。

    (…ピカピカにするのが面倒だった…訳ではございません)

    研磨する場合は、牛乳パックを円形に切ったものをマンドレールという軸に取り付けて、研磨剤をつけて磨くと早いです。

  • 【厳選】これを買っておけばOK!基本の彫金道具リスト

    【厳選】これを買っておけばOK!基本の彫金道具リスト

    彫金を始めるにあたって、道具をそろえる必要があります。

    彫金道具には、絶対になくてはならないものから、あったら便利なもの、完全に必要ないものまで無数に種類があります。

    いざ揃えるにも、ポイントを押さえていないとどれが良いか分からず迷ってしまいます。

    そこで今回は、このサイトで使っているもの=このサイト作品は作れる道具、またはその同等品のみを厳選して紹介します。

    彫金の道具を選ぶポイント

    粗雑で使い物にならない道具も数多くあります。

    「安くて便利そうだから買ったけど全く使えない」という様なことは、DIYが趣味の方は経験があるのではないでしょうか。

    彫金の道具も同じですが、逆に高いけど安いものでも十分使える道具もかなり多く存在しています。

    下記では見極めポイントを紹介しつつ、総合的に優れている商品を紹介しています。

    基本作業に必要な道具

    組ヤスリ 5本組 半丸

    金属を削る、形を整える際に使います。「5本組」と言うのは、5本セットという意味ではなく、ヤスリのサイズの単位です。

    形に無数の種類がありますが、半丸先細の中目があれば初期装備としては大丈夫だと思います。

    ご自身で作りたいものを作っていくと、いつか手持ちのヤスリだけでは作業しづらいと感じる時がやってきます。

    その度に使いやすそうなヤスリを買い足していくようにした方が無駄になることが少ないです。

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     日本製 組ヤスリ 5本組 半丸 中目

    リングの内側などの曲面や平面を切削できる形状のものです。
    粗すぎず細かすぎずの”中目”が最初の一本にはいいかなと思います。
    できればこれに加えて荒目もあると時短になります。

    一度にたくさん削れる「荒目」のヤスリで形を削りだして、「中目」で整える流れです。

    精密ヤスリ

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    魚地球 精密ヤスリセット 12本組 #6

    石留や精密作業に適した超微細目ヤスリです。日本製で高品質かつ低価格の魚地球印ヤスリがおすすめです。

    セット販売だけでなく1本1000円以下でバラ売りもされていています。セットだとほとんど使わないものも入っているので、バラでの購入がおすすめです。
    バラで購入する場合は刀刃半丸三角四角の4本を揃えておくと良いです。

    糸鋸&鋸刃

    板材を切る時に使う精密なノコギリです。

    星やハートのパーツを作ったり、材料を切り出すときには必須です。

    慣れるまでにちょっとだけ練習が必要ですが、30分くらい作業すれば十分使いこなせるようになります。

    糸鋸の刃も番手があり、細さが異なります。色々なサイズを少しずつ持つよりも、オールマイティで使いやすい#0をたくさん買っておくと良いです。(慣れないうちはポキポキ折ってしまうためです。)

    糸鋸フレーム(本体)

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     小次郎 金工用糸鋸フレーム 100mm

    糸鋸フレームは安いもので構いません。Amazonの格安品は1000円程度で販売されていますが、彫金工具専門店が出している一番安いものでも1500円程度なので、品質が安定しているこちらがおすすめです。

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     グローベット 糸ノコフレーム 固定式 70mm

    道具にこだわりたい、という方にオススメなのがこちらです。軽くて頑丈かつ質感の高いフレームで、プロ御用達フレームです。
    グリップ部分が取り外しができるので、木や樹脂を加工してオリジナルのグリップにカスタマイズしてもいいかも?

    ノコ刃(替え刃)

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     SUPER Q 糸鋸刃 No.0 1D入

    番手によって刃幅が異なります。1袋1ダース入りですので、3袋ほど買ってきましょう。趣味用でしたら#0一種類で十分ですが、余裕があれば小さなマルカンなどを作る用の#6/0も1袋あると便利です。
    お得に買える1グロス入り(144本)もありますが、趣味では到底使いきれません。

    すり板

    彫金やハンドメイドアクセサリー製作の「作業台」となる板切れです。

    この上でヤスリ掛け、糸鋸…ほぼすべての作業を行います。

    専用の作業台(彫金机)がある場合、天板に直接カスガイという金具をビスで固定して使います。

    趣味の場合には、着脱式のものがオススメです。

    ご自宅にあるテーブルや机で、すぐに彫金を始められます。

    スリ板を使って作業をしている様子
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     S&F(シーフォース) スリ板クランプセット テーパー型

    1,000円前後で色々な形のものがありますが、このテーパー型というのが良いです。
    すり板は自分の好みに合わせて形状を荒いヤスリなどで加工しますが、このテーパー型なら最小限の加工で済みそうなので、手間いらずで便利です。

    ハンドクランプ(ハンドバイス)

    作品をこれに挟んで持ちやすくして、安全に作業ができる道具です。糸鋸は指に少しでも刃が当たるとざっくりと深く切れてしまいます。ヤスリがけでも爪や皮膚を削りやすいので、初心者の方には推奨の道具です。数百円で購入することができます。

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    S&F(シーフォース) 木製ハンドバイス #326

    リングの石留めの際にも、これに挟んで作業をすることで効率が上がります。800円程度で買えるので、非常におすすめの道具です。

    ニッパー

    針金を切ったり、材料を切るときに使います。

    100均でも販売されていますが、刃の精度が悪くて全く使えません。

    ハンドメイドアクセサリーを作るのであれば、高強度ですが精密さに欠ける「両刃」ではなく、正確に切断ができる「片刃」タイプがおすすめです。

    KEIBA
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     KEIBA マイクロニッパー MN-A04 100mm

    コンパクトで、刃の持ちも良くかみ合わせも◎の日本製のニッパーです。
    真鍮2.5㎜φくらいであれば問題なく切断できます。
    安めのものよりも圧倒的におすすめです。もちろん「片刃」タイプです。このサイトで登場するニッパーもこちらと同じものです。

    芯金棒

    リングを丸くする時に必要になる道具です。

    最初に揃えるべき道具の一つで、板をカーブさせたい時など、リング作り以外の部分でも何かと重宝します。

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    小次郎 焼き入り芯金棒 12φ~23φ×380

    筆者は明工舎製芯金棒を使っていますが、錆びやすく手が汚れるのが難点でした。こちらは全く錆びないので使いやすいです。
    ただ、こちらはリングサイズ表記などはないので、別途サイズゲージを購入する必要があります。
    この芯金で#0などのリングは太くて作れないので、細い芯金もあると良いです。(あればしっかり役に立ちます。石枠を作るのにも使えます)

    サイズゲージ(あれば便利)

    芯金棒にサイズが刻んであるものなら良いですが、そうでない場合は別途でサイズを測るものが必要です。

    しかし、磨きをある程度終わらせた段階で、サイズ表記入り芯金棒にリングを通すと傷だらけになってしまうので、できればゲージは別で持っておくと良いと思います。

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     S&F(シーフォース)指輪フルサイズゲージ棒(プラスチック)

    コスパと精度のバランスのいいサイズゲージ棒です。
    プラスチックのサイズゲージは結構高くて、アルミ製のゲージよりいい値段です。
    1,000円程度の安価なものや、プロ仕様の7,000円程度のものまであります。
    安くて高精度を求める場合は、アルミ製のこちらが良いと思います。

    木槌

    リングを芯金棒に沿わせる時に使ったり、作品を叩いて形を矯正する際に使います。

    木槌は叩く面の直径が35mm前後のものを選びます。

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     木槌 (樫材) 1寸2分(36mm)

    ホームセンターなどに売っている手ごろな木槌でも全く問題ありません。
    大きさが色々ありますが、35mm前後のサイズのもので、できれば無塗装が好ましいです。
    (叩いているうちに塗装が割れて飛び散るため)
    この木槌は全ての条件を満たしています。

    金床(アンビル)

    金属をハンマーで叩く時に、下が木の机だとボコボコになってしまいます。

    また、ハンマーの力が正しく伝わらず非効率なので、金床などの鉄の塊を下に敷きます。

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    S&F(シーフォース) 丸台アンビル(FLAT)ゴム台付

    硬めのゴム板が貼ってある金床です。ゴムがついていることで騒音や振動が軽減されます。

    コスパ重視ならばホビーアンビルがおすすめ

    アンビル 金床 ミニ 

    ミニサイズなので鍛冶屋のような重作業は無理ですが、平らに削った面をチェックしたり、耐水ペーパーを敷いて作業したりと、しっかり使える便利な道具です。100円ショップに売っている滑り止めゴムシールを底に貼れば振動防止になります。

    ヤットコ

    金属を曲げたり折ったりするときに使う道具です。

    100均に売っているペンチ類でも十分代用できるので、コストを抑えたい場合はそちらでOKです。

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    ¥1,043 (2026/08/16 07:50時点 | 楽天市場調べ)

    S&F(シーフォース)ステンレス奴床 平120mm

    大きくて使いやすいヤットコで、ステンレス製なので錆びも出なくておすすめです。
    筆者が使っているのは鋼鉄製ですが、これと大体同じサイズです。

    丸ペンチ

    断面が丸くなっているヤットコ・ペンチです。
    金属を丸く曲げたり、深い傷をつけずに曲げることが可能です。100円ショップに売っているものでも充分です。

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    S&F(シーフォース)ステンレス奴床 両丸120mm

    このサイトで作る作品程度であれば、100円ショップの丸ペンチで十分ですが、彫金用の道具も紹介しておきます。角張っているヤットコで板を曲げると、跡が付いてしまいますが、このヤットコを使えば最小限の傷で済みます。
    棒材を丸めたりするのに役立ちます。

    時計ヤットコ

    石留めなどの精密作業に使うヤットコです。
    大雑把な作業のためのヤットコは100均のペンチで代用できますが、これは専用品を買った方が良いです。

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    ¥1,245 (2026/08/15 06:44時点 | 楽天市場調べ)

     S&F(シーフォース)ステンレス時計奴床 #0

    数字が大きくなるほどサイズも大きくなります。

    #00や#1など、サイズがたくさんあります。数字が大きくなるほどサイズも大きくなりますが、#0を買っておきましょう。(在庫がなければ#00でもOKです。)

    あれば便利:平行プライヤー

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     Harp 平行動式プライヤー 平 BT13

    通常のペンチと違い平行に開閉するので、リングの歪み直しや、板材をまっすぐにするのに使用できます。
    これはなかなか便利な道具で、持っていればお気に入りになると思います。2本あるとなお良しです。
    先細りになっているタイプもありますが、幅広の方が使いやすいです。
    ただ、高価な上に無くても問題なく作品は作れるので、優先順位は低めです。

    ノギス

    物作りに携わる人であれば必ず持っている計測機器です。

    厚さ・内径・深さを正確に測れます。

    あまりに精度の悪いものだと、寸法がずれて作り直しになったりと大変な損失なので、最初から良いものを買っておく事をおすすめします。

    エー・アンド・デイ(A&D)
    ¥4,536 (2026/08/15 06:45時点 | Amazon調べ)

    A&D デジタルノギス AD-5764A-150

    ミツトヨのアナログノギスは品質・コスパともにおすすめだったのですが、ここ数年で値上がりしてしまいました。デジタル・精度も問題がなくコスパが良いメーカー品としてはこちらがおすすめです。

    カニコンパス

    カニコンパスは通常のケガキ針の機能に加えて、コンパスの機能もついている道具です。金属に印をつけたり、円や線を引いたりすることができます。

    きっちりと正しい線を寸法通り引くことで、より良いものを作ることが出来ます。

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    小次郎 カニコンパス 150mm

    昔は安く買えましたが、最近は需要も低いのか種類も減って、値段も高くなってしまいました。このサイトではカニコンパスを使っていますが、ケガキ針ディバイダでもOKです。

    ドリルで穴を開ける場所に印をつける際にも使います。

    オタフク鎚

    ずんぐりした金槌です。和彫と呼ばれる伝統的な日本のタガネ彫りや、石留に使います。

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    小次郎 オタフク鎚 柄付 5分(15mm)

    石留めや彫りに使います。
    和彫りにはもっと軽量の3分などがあると良いですが上級者向けです。
    刻印を入れたり、フクリン留めを行う際に使いやすい5分がおすすめです。

    ピンバイス

    金属の板に手動で小さな穴を開ける際に使います。ピンバイスは2本持っておくと作業ごとに先端を差し替える手間が省けて便利です。

    アネックスツール(Anex)
    ¥1,140 (2026/08/16 09:46時点 | Amazon調べ)

    アネックス(ANEX) ピンバイス 収納式 0.1~3.2mm No.98

    品質は良いです。数百円の安物は使っているうちにネジが緩んだり、スムーズに回らなかったりして使いにくいので、有名メーカー品がおすすめです。

    ドリル刃

    ドリル刃がセットになって売っているものが便利です。

    太めのドリル刃はロストワックスで使いますが、地金加工ではあまり使いません。

    SK11(エスケー11)
    ¥815 (2026/08/17 00:05時点 | Amazon調べ)

    SK11(エスケー11) ミニサイズドリルセット 20本入り SMD-20

    1.6φまでのドリルセットです。コスパが良くておすすめです。

    バーナー

    ロウ付けはしなくても、バーナーは必要です。

    金属は加工すると硬くなり、最後にはちぎれます。彫金に使う板材や棒材も、工場出荷時は機械加工によって展延されたために硬い状態です。

    焼き鈍し“をすると硬い金属も柔らかくなって加工が簡単に…

    そのままでは硬すぎて上手く曲げたり折ったりが出来ませんので、バーナーで加熱して”焼き鈍し”をすることで金属を柔軟な状態に戻すことが出来ます。

     新富士 パワートーチ RZ-820SS

    空気量の調節がしやすく、価格も1500円程度のロングセラーモデルです(ボンベ別売り)
    ガス缶も安くて入手しやすく、長く使える優れものです。3本入りがおすすめです。

    予算が許せばおすすめのバーナー

    充填式のバーナーです。火が細く、ボンベ式パワートーチよりも精密なロウ付けが可能です。少々高いですが使いやすいです。

    耐火レンガ

    耐火ブロックの上で作業することで、周囲を火から守ります。

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    耐火断熱レンガ C-1 半丁

    厚みが薄く、ちょうど良くて使いやすいです。ロウ付けなどは熱効率を上げるために複数のレンガで全体を囲うようにするといいのですが、ハンドメイドアクセサリーくらいの小さなものでしたらレンガ1個で十分です。

    ハニカムブロック

    ハニカムブロックを使用すると熱効率が上がって、ロウ付けの成功率が高くなります。

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    ハニカムブロック 小 140x95x14

    無数に穴が空いている、熱を効率的に作品に伝えるブロックです。耐火レンガの上に敷きます。

    ピンセット類

    3種類のピンセットを使います。ロウ付け用のロングピンセット、精密なピンセット、逆ピンセットです。

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    ¥1,929 (2026/08/12 20:44時点 | 楽天市場調べ)

    KFI ピンセット K-19 精機用

    長いピンセットの安物は、熱すると先が反ってきてしまい、使いづらい上に危ないです。
    プロの職人さんもみんな使っているベストセラーで、ピンセットにしては地味に高いですが、しっかりしています。

    ホーザン(HOZAN) 先曲がりピンセット カーブタイプ 材質ステンレス 

    100円ショップに売っている、ステンレス製の精密ピンセットで十分です。ネットで買うよりも安いのでおすすめです。

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    ¥448 (2026/08/10 22:47時点 | 楽天市場調べ)

    S&F 逆作動ピンセット 直 小 120mm #115

    手を離すと物を挟めるピンセットです。ロウ付けの際の作品の固定などに使います。

    作業時間に限りがある方に、特におすすめです。

    リューター

    研磨剤で磨く時に、ウェス(布切れ)で磨いても良いですが、細かい部分まで磨けなかったり、膨大な手間で途方に暮れることがありますが、これを使えば解決です。

    リングなど2分有ればピカピカになりますし、ペーパーがけも一瞬で終わります。

    面倒な部分を時間短縮する事で、デザインしたり組み立てたりする楽しい作業の時間を多く確保できます。

    1万5千円〜のレンジのもの、欲を言えば4万円台のものがオススメです。
    プラチナなどの磨きをガンガンしたいなどの用途にはハイパワーな4万円以上の機種が必要になります。

    ツウクルで作っているくらいのものであれば安いのでOKです。

    アルゴファイル(Argofile) マイクロモーターシステム スターライトネクスト ブラック SNH35STB 【2.35Φコレット仕様】

    現状ではこれがベストバイです。日本企業の製品で、フットペダル・ワンタッチハンドピース・正転逆転切り替えなど、高級機と同じ機能が搭載されていて、彫金作業に耐えうるトルクを持っていて、2万円を切っている奇跡のリューターです。

    安全ゴーグルやダイヤモンドポイントもセットになっていて至れり尽くせりです。


    作業台

    彫金机と作業風景,彫金の道具が彫金机に置かれている

    彫金机やワークベンチと呼ばれるもので、市販だと4万〜20万前後です。

    ご自身で家のサイズに合わせて自作すれば、丈夫で良いものが作れます。

    筆者は木材ショップ・マルトクさんで24,000円分のカット済み集成材と、金具等(イケア・Amazon)の組み合わせで計40,000円しないくらいで作りました。(幅130㎝・奥行60㎝・高さ85㎝)

    初代の自作机は幅90㎝で奥行50㎝で12,000円ほどで作りました。電動工具もホームセンターのレンタルを使えば一泊数百円で済みます。

    フリマアプリなどで中古を探すのも手です。相場は4万円しないくらいの様です。

    普通の机を20cmくらい高くすれば作業台として使えます。

    彫金机,ハンドメイド, 作業台,ワークスペース,ワークベンチ

    高さ20cmの木箱を作って、机に固定して使います。木箱は道具入れにもなるので一石二鳥です。


    ロウ付け用品

    ロウ付けが出来ればご自宅でもルースに合わせた本格的な石枠が作れてしまいます。

    ロウ付けは金属と金属をくっつける方法で、彫金には欠かせない技法です。

    リングを輪っかにするのももちろん、モチーフをつけたり、石枠を作ったりするのにもロウ付けは必要です。

    先述したバーナーや耐火レンガなどに加えて、下記のものを用意しましょう。

    ピックリングコンパウンド(ディクセル)・酸洗材

    ロウ付けをした後に、表面についた酸化被膜(さび)をきれいにする作業(酸洗い)のための薬剤です。

    一般的に希硫酸などを使いますが、粒状の水に溶かす酸洗い材がありますので、そちらが便利で安全です。ぬるま湯に溶かして使います。水溶液は瓶に密閉して保管すれば繰り返し使えます。

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    ¥1,122 (2026/08/11 22:51時点 | 楽天市場調べ)

    解説: ピックリングコンパウンド(ディクセル)
    たくさん入っていて安いです。使いきれないくらい入っています。

    フラックス

    ロウ付けはバーナーで炙って行いますが、金属を火に当てると、酸化被膜が地金表面に生成されてしまいます。

    酸化被膜で汚れるとロウが流れないので、ロウ付けが出来ません。

    フラックスは界面活性剤的な役割を果たし、地金表面を保護する働きがあります。

    火で炙ると水分が飛んで、溶けたガラス状の成分で覆われます。

    ステンレスや鉄などをロウ付けする場合には、フラックスが溶け切る前に酸化被膜で覆われてしまうので専用のフラックスを用意するか、ボンプロ液を併用します。

    シーフォース 楽天市場店
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    解説: S&F(シーフォース)ホワイトフラックス 70G
    水分が飛ぶと固まってしまうので、定期的に水を足してペースト状にしておきます。
    カチカチになってしまったら乳鉢ですり潰して使います。

    ボンプロ液(買わなくてOKです)

    ボンプロ液は、表面を荒らさずにロウ付けしたい時に使います。研磨した後のロウ付けや、鉄やステンレスなど酸化しやすい金属をロウ付けする時にも使用できます。

    ピンセットで作品を持ってボンプロにサッと漬けて、バーナーで炙って使います。

    アルコールが主成分のため、引火しますので気をつけてください。引火した場合は水をかけたりせずに、落ち着いて蓋を閉めて酸素の供給を遮断しましょう。

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    解説: Comokin(コモキン)ボンプロ S 200ml
    金をロウ付けする時に表面を保護する目的で使います。
    フラックスが溶け出すより早く表面をコーティングするので酸化しにくくなります。

    ロウ材

    銀ロウ

    銀ロウは2、3…など融点(銀の純度も異なります)によって種類が分けられています。

    ツウクルでは3分・5分・7分の3種類を使っています。(ほかの種類は正直不要かな…と思います)

    早ロウは名前の通り非常に融点が低いので、作業の難易度が低いのですが、黄色みが強く、シルバーに使うにはおすすめできません。

    また最近では減りましたが、金属アレルギーを引き起こしやすいカドミウムが含まれている場合があります。(早ロウだけでなくロウ材全般に言えることですが…)”カドミウムフリー”をうたう商品を探すと良いと思います。

    • 3分 比較的溶けにくく、色もシルバー本来に近いので、リングのロウ付けに使います。
    • 5分 3分より溶けやすく、若干黄色みがある。3分ロウを使った後の追加のロウ付けに使います。
    • 7分 溶けやすく、黄色みが強い。細いパーツなどに使う
    • 早ロウ すぐに溶けるロウ。黄色みも強くカドミウムが含まれている場合がある

    金ロウ・Ptロウ

    金やプラチナ用のロウ材です。

    これも純度や色(ピンク・イエローなど)ごとに種類があり、一般的に純度が高いほど溶けにくくなります。

    個人的には銀ロウより流れやすいです。

    金はK9・K10・K14・K18…などがあり、地金の純度ごとに使い分けます。

    プラチナはNo.3、No.5…などからAロウ…Dロウ、Eロウ、Fロウ…など特殊な名前をしています。

    No.系は純度が高く、色味も純Ptに限りなく近いので、高級品向けに使われます。融点も1,500℃を超えるので酸素バーナーがないと溶けませんのでご自宅向きではないでしょう。

    DロウやEロウは先にご紹介したバーナーでも問題なくロウ付けが可能です。(金ロウは全てカセット式のバーナーで溶けます)