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独学で自宅で彫金を始める方法と手順

彫金をはじめたい、できれば家で独学でできたらいいなと思った時、いくつかのハードルがあると思います。

まずは作業場所の問題。

次に道具・機材の問題。

最後に技術的な問題。

結論から言うと、「プロ級のクオリティで、独学であらゆる作品を家で作れるようになりたい」のであれば、かなりハードルが高いです。

しかし、「とりあえず色々いい感じのものを色々と作ってみたい」と言う感じであれば、すぐにでも始められます。

自宅で彫金をはじめる時の考え方

彫金というと馴染みがなくてあんまりピンとこないと思いますので、料理に例えてみましょう。

例えば「プロの作る、本場イタリア料理を家で完璧に再現したい」と思ったらどうでしょうか。とりあえずは石窯と、重厚で高品質な鍋や刃物、そして習得に何十年もかかりそうな腕前が必要ですね。ちょっと家では難しいです。

では「なんか美味しいイタリアンを家で作りたい」と思ったらどうでしょう。

とりあえずは家のフライパンで頑張ってみませんか?

家のフライパンでも美味しく作れるレシピをクックパッドで探して、スーパーに食材を買い出しに行って、いつものキッチンで調理に取り掛かりますよね。

そうやって自分で作った料理は、思っていた以上に満足度が高いものです。

家のキッチンと少ない調理器具でも、工夫すればかなりのレパートリーが作れますよね。

これくらいであれば少ない道具でも自宅で作れます。

彫金もそんな感じです。

ちょっと作ってみるのにプロの道具を一式全部揃える必要は全くありませんし、レストランの厨房のような設備も必要ありません。

必要なものは3つです

  • 作業環境(キッチン)
  • 道具(調理器具)
  • 知識(レシピ)

たぶん、彫金のハードルが高く感じられるのはこれらのレベル感のせいです。

「イタリア料理を家で作ってみたい」と思っていて、石窯とプロ用の高価な道具類、本場イタリアの秘伝レシピがわからないからと諦めているような状態です。

このサイトで紹介していくのは、「いつもの調理道具で、いつものキッチンで、家で作ることを前提としたレシピで作る」そういう彫金です。

前置きが長くなりましたが、この記事を読み終えた時には彫金がもっと身近になっていると思います。

では、①作業環境、②道具、③知識…それぞれ詳しく見ていきましょう。

①彫金の作業環境:自宅にある机で大丈夫

予算5000円で作った簡易彫金机。十分使えます。

「作業環境」と聞くと少し大げさに感じるかもしれませんが、要するに作業用の机さえあればOKです。

もちろん、彫金専用の「彫金机」という製品も市販されています。
ただし、かなり大きく・重く・高価なので、趣味レベルで揃えている人はほとんどいません。

その代わりに、今使っている机を彫金用にカスタマイズすればまったく問題ありません。
しかも、必要なときだけ装着して、使わないときには取り外して片付けられる仕様にすれば、生活空間を圧迫することもありません。

  • PCデスク
  • ダイニングテーブル
  • 折りたたみ式のちゃぶ台 など

どれでも代用できます。
すでに作業机がある方は、それをそのまま活用すれば完璧です。

②彫金の道具:全部そろえる必要はない

パン作りに興味が湧いたとき、いきなり業務用の最高級オーブンや発酵機、専門器具を揃える人は少ないはずです。

プロから見たら邪道かもしれませんが、電子レンジで作るパンだって立派な「はじめの一歩」ですよね。(しかも作ってみると思ってた以上に美味しかったり)

彫金もまったく同じです。

「ちょっと作ってみたいな」と思ったら、まずは100円ショップの商品も活用した最低限の道具で十分です。

それだけでも、想像以上に本格的な作品が作れてしまうことに、きっと驚くはずです。

③知識:このサイトで紹介します

実際の作品の作り方や手順などは、このサイト(またはnote)で紹介しています。道具の使い方から石の色々な留め方まで、細かく詳しく解説しています。

そして、何より覚えておいていただきたいのが、

すべてのコンテンツを独学で、自宅で作る人を想定している」ということです。いきなり「まずはピザ窯を用意してください」みたいなことは決してありません。

家でできる範囲の技法を組み合わせて、作品作りを楽しめることをモットーにしております。

ライフスタイルに合った技法を選べる

アクセサリーやジュエリーを作る方法には、いくつかの技法があります。
まずはご自身のライフスタイルや環境に合ったやり方から始めるのがおすすめです。

地金加工

金属の板や棒を加工して作品を作る方法です。
基本的にバーナーを使います。多分、彫金と聞いてイメージするのがこれだと思います。

ワックス加工

蝋燭の蝋と同じ素材を削って形を作って、外部の業者さんに依頼して鋳造してもらう方法(素材や大きさによって変動しますが、数百円~数千円です。)です。

3DCAD

3D CADを使ってモデリングして、3Dプリンターで出力して、それを鋳造してもらう方法です。お手軽そうに見えますが機材や材料のお金がかかる上に、気をつけないと他の技法よりクオリティが低くなります。

このブログでは今のところ紹介していませんが、需要があるようでしたら発信します。

  • 家でバーナーを使うのはハードルが高い
  • ロウ付けは難しそうだし設備的にもきつい
  • 集合住宅だから大きな音を出せない。

という方には、ワックスを削って形を作る『ロストワックス技法』が最適です。

この技法のメリットは、

  • バーナー不要。ロウ付け無しでもハイレベルなものが作れる
  • やわらかい素材で加工しやすく、初心者でも扱いやすい
  • 必要な道具も少なく、シンプルな環境で始められる
  • ワックスを削るだけなので騒音が出ない

最初に取り組む技法として、非常におすすめです。

ステップアップも可能

まずはロストワックスから始めて、
「これなら自分にもできそう!」と感じたら、
金属を直接加工する『地金加工』に挑戦するのも自然なステップです。

いきなりすべてを完璧にしようとせず、気軽に始めて、段階的にステップアップしていくのが続けるコツです。

最後に:この記事を読んだ次のステップ

彫金に対するハードルが、少し下がったのではないでしょうか?
「これなら自分にもできそう」と感じていただけたなら、ぜひ次のステップに進んでみてください。

地金加工とワックス加工のそれぞれの長所短所、費用感、作業の流れを知って、ご自身にはどちらが向いているのか整理しておきましょう。

次の記事は近日中に公開します!